【カナダで出産】病院に行くタイミングを教えて!

特に初めての出産の場合はどのタイミングで病院に行けば良いのかいまいちわからないという方も多いと思います。

最終的には感覚頼りの部分もあるかもしれませんが、まずは言葉として頭の中に入れておいて、実際に「今なのかな?」と確証が持てない時は病院に電話して聞いてみるようにしましょう。

 

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陣痛と陣痛の種類

出産前に病院へ行くかどうかの目安となる代表的なものに「陣痛」があります。「陣痛間隔が〇分以内になったら病院に来てね」という産婦人科医からの言葉、よく耳や目にしますよね。陣痛は子宮収縮することにより起こる痛みで、出産が始まるサインでもあります。また、分娩室でイキむ時はこの陣痛が起こっているタイミングでとなります。でも、陣痛にはいくつか種類があるって知っていましたか?1つずつ詳しく見て行きましょう。

 

前駆陣痛(Braxton Hicks contraction)

出産予定日が近づいてくると起こる子宮収縮は「前駆陣痛」と呼ばれ、英語ではBraxton Hicks contraction / contractions / labor painsなどと言います。一番よく耳にするのはcontractionsです。

メープル
私の担当の産婦人科医が不在の時に診てもらった産婦人科医の方に前駆陣痛(Braxton Hicks contractions)が来ていることを伝えた際に「false one?」と聞かれたので、”本陣痛ではない”という意味でそんな言い方もあるということを知りました。よかったらこちらの表現も使ってみてください。

前駆陣痛は痛みの強さ、継続時間、間隔はどれも不規則です。この前駆陣痛は感じなかったという方もいます。

痛みは軽い月経痛のような痛みで、陣痛間隔は数分から数十分とかなり変動します。

メープル
私は第一子の時は出産前日から前駆陣痛が始まりました。4~20分くらいの間隔でした。
第二子の時は28週くらいから前駆陣痛が始まり、早産になるのではと心配しました。出産日の2日前も10分以内の陣痛が続いていて「これは本陣痛だ!」と思ったのですが、痛み的にまだ子宮口が十分に開いていないと思い、夜中にとにかく数時間痛みに耐えていたらいつの間にか眠ってしまっていて、起きたら陣痛が遠のいていました。本陣痛はその翌日に来ました。

 

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本陣痛(labor pains)と病院へ行くタイミング

本陣痛は、痛みが起こる感覚が規則的(約10分ごと)になり、その感覚が徐々に短くなっていきます。

最初は不規則な状態から始まりますが、段々と感覚が短くなってきます。また子宮口が開きだすと、痛みが徐々に増してきます。

病院へ行くタイミングは、初産婦であれば10分間隔、経産婦であれば15分間隔で病院へ来るように言われています。

メープル

私は、子宮口の開きは3センチまでは軽い痛みで月経痛の方がまだ痛いというくらいでした。
4センチくらいから痛みを強く感じるようになり、月経痛で言えば2日目くらい、もしくはそれより少し痛いくらいでした。
6センチになると強さのレベルが一段と上がり、自然と痛みを軽減させるために呼吸も荒くなってきました。

第二子の時は、陣痛の感覚だけでなく、この痛みの感覚も気にして病院に行くようにしました。帰されたくありませんからね。
自分では「もう5センチは開いているはず!」と思ったのですが、処置室で「4センチ」と言われた時は「この痛みでまだ4センチなの?!」と驚きと失望の念で気が遠くなったのを覚えています。ただし、経産婦だったので4センチの開きで入院が即決定しました。

 

後陣痛(afterpains)

産後、子宮の大きさを元に戻すために子宮収縮が起こります。不規則な痛みですが、これを後陣痛と言います。産後2~3日間ほど起こります。

メープル
私はこの後陣痛は、「あいたたたた!」と思わず声が出るような痛みでした。子宮収縮は授乳によっても起こるのですが、その時の方が更に痛みを感じました。

 

 

陣痛が起こったらすべきこと

陣痛の感覚を測って、記録を取る

メープル
ベッドに横になれるようであれば、横になった方が体が楽になるかもしれません。

入院のための荷物を再確認する

メープル
いざとなれば後から家族に持ってきてもらうこともできますが、出産と出産直後に必要となるものは全て揃っているか確認をしておきましょう。

シャワーを浴びる

メープル
もうすぐ病院に行かなくてはという状態の一歩手前くらいで体が楽な時にできたらシャワーを浴びておきましょう。

軽く食事をとる

メープル
私は入院してからは産後落ち着くまで第一子の時も第二子の時も食事をとっていません。家を出る前に、食べられそうであれば軽く食べておくと良いかもしれませんね。

 

陣痛以外で病院へすぐに行った方が良い状態

破水した時
出血(月経時よりも多く、血の塊が出る)している時
胎動を感じない時
急な激痛がある時
お腹が板のように固くなった時

メープル

破水した時は、シャワーや入浴を控え、すぐに病院へ行くようにしましょう。胎動を感じないと思ったら、冷たい水を飲んでみましょう。何も問題がなければ、赤ちゃんがビックリして動いてくれますよ。

メープル

私は第一子の時はおしるしが来た後、ものすごい量の血の塊とともに出血がありました。月経の出血量が多い方なのですが、2日目1日分の出血が1時間くらいで出てしまっているのではないかと思えるほど、尋常じゃない出血量でした。すぐさま病院へ電話しました。
「鮮血でないのであれば心配はいらないけれど、もし気になるのであれば病院に来てみてもいいわよ。」という軽いアドバイスでしたが、念のため病院へ行くと、あまりの出血のひどさに医師も驚いていて、即入院となりました。
ちなみに、この時の陣痛の感覚はまだ4~20分で安定していなくて、痛みもそこまで重くはなかったです。内診をしてもらったところ、子宮口は3センチ開いている状態でした。

第一子の後、流産を一回経験しているのですが、流産する数日前から下腹部に耐えきれないほどの激痛が何回かありました。あまりの痛さに何もすることができず、とにかく横になってはみるものの、マットレスを握りしめ、痛みを必死にこらえました。冷や汗も出ていて、尋常ではない状態でした。下腹部に激痛を感じる時は、危険な状態の可能性が高いです。すぐに病院へ行かれることをお勧めします。

 

 

   まとめ

人によって前駆陣痛が始まるタイミングが違いますが、まずは不定期な痛みから始まり、段々とその感覚が短くなっていき、規則的になってきます。

基本的には初産婦は陣痛が10分間隔になったら、経産婦の場合は15分間隔になったら病院に来るように言われていますが、子宮口が開いていない場合は一旦帰宅となることもあるかもしれません。

また、陣痛の状態に関わらず、破水してしまった時、血の塊を伴う大量出血をしている時、激痛がある時、お腹が板のように固くなっている時、胎動を感じなくなった時は、すぐに病院へ行くようにしましょう。場合によってはそのまま入院となりますので、入院バッグは忘れず持っていくようにしましょう。

 

 

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