【カナダ・モントリオールで妊娠】誰も教えてくれない産婦人科医の見つけ方4選

カナダでは、ファミリードクターがいない場合は、体調を崩したら”ウォークインクリニック”に行って検診をしてもらいます。ウォークインクリニックもクリニックによっては前日までに予約を入れることが可能ですが、体調を崩したり怪我をした当日診てもらいたい場合は、予約なしで、クリニックによっては3時間ほど待つこともあります。

では、妊娠した場合はどうか?妊娠は特別扱いされるのか?

残念ながら、妊娠しても何ら特別扱いはなく、世間一般で言われているのは、ただひたすら産婦人科医のいるクリニックへ電話をかけまくって、新規患者を受け入れしてくれるドクターを自分で探すという方法。日本のように家から近い産婦人科、希望する産婦人科、どのクリニックにも行けるというシステムではありません。妊娠15週を過ぎてもドクターが見つからない人もいるなんて話を耳にすることもあります。

でも、実は電話をかけまくる以外にも、他にも方法はあるんです!

ここでは、私の個人ブログでも人気の高い記事の1つ、カナダ、特にモントリオールで産婦人科医を探すための4つの方法をお教えします!

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カナダ(特にモントリオール)で産婦人科医を探す方法

  1. CLSC(日本で言う保健所)で産(婦人)科医のドクター/助産師リストを入手し、電話をかけまくる
  2. 希望する病院に併設されているクリニックに予約を入れる
  3. ウォークインクリニックへ行き、紹介状を書いてもらう
  4. ER(救急)病院へ行く

:体調が悪い場合に限る

 

CLSCで産(婦人)科医のドクター/助産師リストを入手し、電話をかけまくる

まず最も一般的なのが、CLSC(日本で言う保健所のような機関)で産(婦人)科医のドクター/助産師リストを入手し、それぞれのクリニックへ電話をかけまくり、新規患者受け入れをしているドクターを探す方法。

これ、正直ものすごく骨が折れます。
なぜなら、新規患者を受け入れしてくれるドクターがなかなか見つからないから!
2030と電話をかけてようやく見つけられたなんて話もよく聞くほどです。
でも、これが一般的で、これしか方法がないと思われているくらいです。

では、どうしたらいいのか。
ここからは、私の経験から見出した方法となります。

 

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②希望する病院に併設されているクリニックに予約を入れる

まず産婦人科医を探す際に、”誰でも良いからドクターをとにかく探す”という方法と、”分娩ができる病院の中で、自分はどの病院が良いかー”というところからドクターを絞る方法があります。

今回お話しするのは後者の場合。

モントリオールでは、フランス語がメインの病院と英語がメイン(もしくは英語とフランス語のどちらでも大丈夫)な病院があるので、自分が希望する病院に勤務しているドクターを探します。もちろん自宅から一番近い病院という選択の仕方もあります。

その場合、①の方法ももちろんあるのですが、病院に併設されているウォークインクリニックへ行って、妊娠したことを告げて診察をしてもらいます。その際、通常は病院内に勤務しているドクターのリスト一覧をもらって、①同様、自分で電話をかけていくことになるのですが、ここで食い下がって、どなたか紹介してもらえないか、もしくは新規患者をすぐに受け入れしてくれるドクターがいないか、詳しく聞いてみましょう。「いや、だからとにかく自分で電話かけてよ」と言うドクターが大半かとは思いますが、中には親切に教えてくれるドクターもいます。教えてもらえなくても、CLSCからもらったリストよりは病院からもらったリストの方が短いので、少しは頑張れると思います。

 

③ウォークインクリニックへ行き、紹介状を書いてもらう

私が取った方法はこの③です。産婦人科医の中には、新規患者の受け入れはできるけれど、「紹介状がなければ受け入れできない」というドクターもいます。そう、カナダでは、専門医にかかるには、とにかくこの「紹介状」が必要となってくるのです!妊娠以外でも、この紹介状はどうしたら入手できるのか?それは、ファミリードクターもしくはウォークインクリニックに行って、ドクターに書いてもらう他ありません。

ですので、私はこの理屈からダメ元でウォークインクリニックに行ってみたところ、運よく診察してくれたドクターが紹介状を書いてくれました!

 

メープル
私の場合は、「どの病院がいいか希望はあるか?ドクターの希望はあるか?」の2つの質問をされました。

 

英語系の病院がよかったので、「Royal Victoria Hospital(RVH:現McGill University Health Centre(MUHC))が希望」と伝え、ドクターは全く調べていなかったので、「特に希望はない」旨伝えたところ、「プライベートインシュランスに入っているか?」と聞かれました。会社のグループインシュランスに入っていたので「YES」と返答したところ、プライベートクリニックを持っていて、かつドクター自身がエコーをしてくれる*²という産婦人科医を紹介してもらえたのです!

但し、私は運が相当よかったようで、私の書いた記事やアドバイスを基に同じようにウォークインクリニックへ行かれた方でも、私のようにドクターを紹介してもらえた方もいれば(但し、病院勤務)、病院のリストを渡されただけの方もいます。ウォークインクリニックへ行けば絶対に紹介状が書いてもらえるという保証はありませんが、産婦人科医のリストを見ながら片っ端らから電話をかけ続ける日々を送るくらいなら、ダメ元でまずは誰か紹介状を書いてもらえないかクリニックへ行って尋ねてみても良いと思います。

:カナダでは、通常エコーは技師がします。また超音波検査中、技師は何も伝えることが許されていないため、日本のようにエコーを見ながらドクターがいろいろ説明をしてくれるということがありません。ですので、カナダで私のようにドクターがエコーをしながら赤ちゃんの様子を説明してくれるというのはものすごく珍しいことなんです!但し、病院で技師による超音波検査は無料なのに対し、プライベートクリニックでは有料となります。詳しくはつぎの記事にまとめてありますので、併せてご覧ください。

合わせて読みたい記事

さて、カナダで妊娠をすると、まずは産婦人科医探しが第一難関となります。日本のように、どこのクリニックでも予約なしで行けるなんて簡単なものではありません。産婦人科医の見つけ方については別途詳しく記事を書いてありますので、以下の[…]

 

④病院のER(救急)へ行く

これは文字通り救急の場合ですが、例えば、「出血をした」、「下腹部に締め付けられるような何かが突き刺さるようなものすごい痛みを感じる」等、流産の可能性もあるような体調の場合は、すぐに救急へ行きましょう。救急では、状態によっては、その日産婦人科病棟にいる医師が診察にかけつけてくれる場合があります。そして、そのままそのドクターが自分の担当医となってくれるケースがほとんどです。初めての妊娠の場合は、体調不良が危険なものなのか判断がしづらいと思いますが、出血や冷や汗が出てくるような痛みというのは危険を伴います。その他も「何かおかしい」と思うことがあれば、救急もしくはウォークインクリニックへ行って診察してもらうようにしましょう。

 

   まとめ

カナダで産婦人科医を探すというのは簡単なことではありません。初めての妊娠となると、嬉しい気持ちと同時に不安な気持ちも大きいと思います。

また、つわりもある状態で来る日も来る日もあちこち電話をかけてもドクターが見つからないとなると、「焦り」と「このままドクターが見つからないのではないか」という不安、そして「疲労感」しか生まれてきません。

少しでも不安を軽減させるためにも、①のリストを入手して電話をかけまくる方法は最終手段とし、まずはクリニックへ行って紹介状を書いてもらえないか尋ねる方法をおすすめしています。

この記事は、私の個人ブログに掲載をした当時から反響がすごく、「クリニックで紹介状を書いてもらえました!本当にありがとうございます!!」とお礼のEメールを今でもちょくちょくいただくほどです。

クリニックへ行った際に、もし少しでも体調が悪かったり、妊婦で仕事を続けていく上で不安材料がある等ありましたら、ドクターに必ず伝えるようにしてください。紹介状を書いてもらいやすくなるかもしれません。

1日も早く産婦人科医が見つかりますように!!

 

 

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