さて、前回は、主治医となる産婦人科医が決まり、初回の妊婦健診の予約を取ったところまで書きました。
この回は、初めての妊婦健診の時のことを書いていきます。
妊婦健診当日に持参したもの
memo
♦紹介状
♦ケベック州のメディケアカード
♦会社の保険カード
♦念のため陽性反応が出た妊娠検査薬
♦飲み物
♦ちょっとした食べ物
♦待ち時間の読み物
♦先生への貢ぎ物(←笑)
私の担当医はどんなドクター??
さて、モントリオールの産婦人科医のレビューは「BestGynecologists (OBGYN)in Montréal, QC」のサイトで閲覧することができます。
管理人の主治医となる産婦人科医の評判
♥知識が豊富
♦待ち時間がとにかく長い
♦不愛想
私の主治医は、どうやら「患者を抱えすぎていて、待ち時間がものすごく長い。そしてドクターが忙しすぎて不愛想。」というところが不評な点ですが、知識はとにかく豊富とのことでした。
レビューの中に、「忙しいドクターにチョコレートの差し入れをすると、喜んでもらえるわよ!」と書いてあったので、冒頭で書いた持ち物の”貢ぎ物”はチョコレートです(笑)
妊婦健診初日、いざクリニックへ!
受付で提示したもの
♦州のメディケアカード
♦紹介状
永遠に続くのではないかと思えたクリニックでの待ち時間
待ち時間は、とにかく妊娠・出産に関する英単語帳をインターネットで探したものを印刷し、ずっとにらめっこ&ぶつぶつ声にならない声に出して予習していました。
他の妊婦さんや婦人科検診に来ている中高年の女性たちはクリニックに置いてある雑誌を読んだり、携帯をいじったり、仕事関連の人や家族や友人と携帯で電話していたりと、「クリニックにいる」感は全くありませんでした。
初回健診にかかった時間(待ち時間含む)
この日は2時間半強(クリニックに到着してから去るまで)かかりました。
ナースによる問診と身体測定
さて、ようやくナースから自分の名前が呼ばれました!
ナースの問診
♦作成された私のファイルに記載された名前・生年月日・住所と電話番号の確認
♦最終生理日の確認
♦紹介状を書いてくれたドクターの再確認
♦身長・体重・血圧&心拍数の測定
♦超音波(エコー)検査用のお金160ドルの支払いと領収書受領
※超音波(エコー)検査は病院ではなくこのプライベートクリニックで行われるので有料&支払いは現金のみ可
これならわざわざ超音波(エコー)検査だけをしに病院へ行かなくても良いので、クリニックで妊婦健診の時に同時にしてもらえるのはありがたかったです
そして、また待合室へ戻り、名前が呼ばれるまでさらに待ちました。
しばらくしてまた名前が呼ばれ、診察室へ。
ついに診察室へ!
このプライベートクリニックには、診察室は5室(超音波検査の機械は全室に設置)あり、超音波(エコー)検査はドクターから直接してもらえました。これはカナダでは本当に珍しいこと!
他にはドクターのオフィス部屋と彼の秘書のオフィス部屋、そしてありがたいことに血液検査等でお世話になるプライベートラボ「CDL」も入っていたので、このクリニックに来ればほぼすべての検査ができるという素晴らしい環境でした。
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さて、ナースに呼ばれて、診察室へ入ります。
着ているものは全部脱いで、そこにあるブランケット(ペラペラのシーツのような布)で体を隠して、ベッドに横になって待っててね。
その後ドクターが登場するまで20分くらい待っていたのですが、風邪をひくかと思いました!
カナダ人にとっては普通の温度なのかもしれませんが、この室内温度に対する体感温度の違い、どうにかしてほしいものです。
ドクターによる健診&初めての超音波(エコー)検査!
そして、ようやくドクター登場!
ドクターによる健診
♦胸の張りの確認
♦超音波(エコー)検査
「e-妊娠」というサイトで各週毎に見て予習をしていました。
最終生理日からするとこの時既に13週くらいでしたが、私は生理不順なので、この時はまだ8~10週くらいではないかなと自分なりに思っていました。
そのため、ドクターは私の最終生理日から迷わずお腹の上からの検診を始めました。
ドキドキわくわく、胸を膨らませながら映った私の子宮内には、
何も見えない・・・
先生が向きを変えたりしてあちこち探してくださいましたが、やはり何も見えない。
と言いながら、さらに角度を変えて私の子宮内をくまなくチェックします。
と言って、ナースを呼びます。
ナースが準備をしている間、ドクターが私にあれこれ質問をします。
でも生理不順でいつも3ヶ月とか来なくて、今回も3ヶ月間隔が開いています。
なので、自分としては今妊娠8~10週目くらいかなって思っています。
↑大真面目!だが、”感”(笑)
診察室に入ってきてからずっとしかめっ面だったドクターが思わず私のどや顔で言う直感コメントに笑みをこぼします(笑)
とりあえず膣内から検査するから。
そういいながら、ナースの準備も終わっていたので膣内検査へ変更して、再度超音波(エコー)検査をしました。
超音波(エコー)に映る胎嚢(赤ちゃんが入っている袋)を見た瞬間、”これ4週目くらいの大きさだ・・・”と思った私。
やはりドクターも、
胎芽(胎児になる前の状態)が見えない・・・
まだ妊娠4週なのか、場合によっては流産となるのか・・・
出血はあった?
とりあえずズームアップをしたりして念入りに調べ続けてくれるドクター。
ただ、胎芽はやっぱり見えないし、心拍もないねぇ。
仕方がない。超音波(エコー)はここまでにして、後は僕のオフィスで話をしよう。
洋服を着て、再度待合室で名前を呼ばれるのを待ちました。
10分くらいして名前が呼ばれ、ドクターのオフィスへ。
ドクターの見解
ドクターから言われたこと
♦やはり大きさからすると今4週目後半くらいだと思う。
♦出血もないし、君を見る限り、健診が早すぎただけ。
♦10日後にもう一度来て。その頃は6週くらいになっているはずだから心拍の確認ができるはず。
♦妊婦用ビタミン剤を15日分出すからこれを朝晩飲んで。
♦その他質疑応答。
生理不順なため、はっきりとした妊娠週数がわからなかったのですが、自分としては大体8~10週くらいだと思って臨んだ初めての妊婦健診。
事前にインターネット上で各週の超音波(エコー)検査での見え方も主には8~10週くらいの間を念入りに予習していたのですが、実際にスクリーンに映った我が子は妊娠4週の姿でした。
でも、それだと計算が合わないし、妊娠検査薬は通常妊娠3~5週から反応すると言われていますが、私の場合、妊娠1~3週で反応したことになります。
しかも、すぐにくっきりはっきりした濃い線が出ました。
そんなことってある?!
衝撃の結果に手が震え、思考回路も停止状態でした。
そのため、ドクターに持って行ったチョコレートを渡すこともすっかり忘れていました!
初めての妊娠で、初めての妊婦健診で、ドキドキわくわくしながらクリニックへ行ったのに、不安しか残らない健診となってしまいました。